ドイツの「魔女伝説」ってご存知ですか?
正直私はよく知らないので、知らない方は一度グーグルで調べて
みて下さい。(じゃあ聞くなよって感じですが)
>>グーグル検索「ハルツ山 魔女」
※10秒で分かる魔女伝説
その昔、ゲルマン人が持っていた土着の風習が、キリスト教化
される段階で徐々に変容し、今では「毎年春に、ドイツ北部の
ブロッケン山で魔女が宴会を行うという伝承となりました。
この伝承は、ゲーテのファウストで「ヴァルプルギスの夜」として
描かれたことで一躍有名になり、今では世界的に有名なお祭りに
なっています。
そして、この伝承にちなんで、毎年4月30日に、ドイツ北部の
ブロッケン山の各地で「ヴァルプルギスの夜」(Walpurgisnacht)、
もしくは「魔女の夜」(Hexennacht)というお祭りが開催されています。
。。。と聞くと、何か物々しいお祭りのように思えますが、現在は
この祭りにあまり宗教的な意味は無いため、ぶっちゃけただの
「魔女コスプレ大会」と化しています。
こんなのがたくさん


ご飯を食べてる人も魔女

みんな結構ガチで魔女のコスプレをしている(色モノがいない)ので、
歩いているだけで結構楽しめます。
そして、広場では魔女伝説にちなんで、必ずかがり火が焚かれています。
(※すみません、この部分は10秒では説明し切れませんでした)

夜になるといよいよかがり火が燃え盛り、深夜に祭りのハイライトを迎えます。
会場の至るところで音楽が鳴り響き、みんな歌い踊り始めます。

かなり土着信仰色の強いのイベントなので、見ているだけでなかなか愉快です。
このエルツ山周辺には、ゴスラーやクヴェトリンブルクなど、
町並みが世界遺産に指定されていはる古い町がたくさんあり、
SLなども通ってて、観光地としても凄く素敵なところです。
クヴェトリンブルクの可愛らしいマルクト広場

それほど名物となるイベントがある訳ではないので、お祭りだけ
では物足りない人もいるかもしれませんが、このあたりの観光と
合わせ技で見て回ると面白いと思います。
- お祭りの概要
名称 | Warpurgisnacht (Witch's night) |
場所 | ドイツ北部ハルツ山地の各地 |
日時 | 毎年4月30日の夜 |
最寄の都市 | ゴスラー、ハノーファー |
参加費用 | 数ユーロ |
混雑度 | 普通 |
こんな人にお勧め | 魔女の仮装を見たい方 中世の伝説に興味のある方 GWの旅行先を探している方 |
シトラス的お勧め度 | ★★ |
これだけは見て | 普通に席に座って飲んでる魔女たち |
- マツヨロTips
そのうち最も規模が大きいのはターレ(Thale)、次いでシールケ(Sierke)です。
また、交通のアクセスが良く観光客も多いヴェルニゲローデ(Wernigerode)、
ゴスラー(Goslar)でも行われていますので、時間の無い方、観光メインの方は
そのどちらかの町で楽しむのも良いでしょう。
・ヴェルニゲローデの町並みは物凄く可愛いです。
おもちゃのような市庁舎

- 宿
可愛い町が好きな方ならヴェルニゲローデで、交通アクセスを
重視される方ならゴスラーで宿を取るのが良いでしょう。
>>ヴェルニゲローデのホテルを探す
>>ゴスラーのホテルを探す
>>ヨーロッパのホテルを安く予約する方法
- アクセス
ターレも、少し面倒ですが電車で行けます。
シールケへは、ヴェルニゲローデからSLに乗るのが良いでしょう。
ただ、終電・・・というか終SLはかなり早いので、SLで行くと夜の
ハイライトが見れません。
よって、できれば車で行かれることをお勧めします。
- 参考リンク
>>Walpurgisnacht Event Guide
>>ドイツ国鉄
(ターレに行く私鉄も検索可能)
>>ハルツ山のSL
(ヴェルニゲローデ~シールケ~ブロッケン山)
- 地図
大きな地図で見る
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